

基礎から着実に力をつけることで、初めて目標の高さまでたどり着ける。これが、2年間の浪人体験を通してわかったことです」大手予備校の授業には、大きな落とし穴がある。本来、「わかる」ことが授業の目的であるはずなのに、「わかっている」ことを前提として進められがちなのだ。講師の口からは頻繁にこんなセリフが飛び出してくる。「こんなことはもうわかっているね」「高校で勉強したはずだよね」なぜそうなってしまうのかと言えば、予備校の授業が一般に「できる生徒」のレベルに合わせているからだ。一般的に言う「特待生」は「できる生徒」の象徴である。「できる生徒」たちは、簡単すぎる授業やわかりきった説明を行うと、不満を訴える。「そんなことはわかっている」「もっとむずかしい授業をしてほしい」と言い出す。実際にはわかっていない場合も多いのだが、本人としては「わかっているつもり」なのだろう。
一方、「わからない生徒」たちは、わからなくても不満を訴えない。誰だって「わからない」の一言はなかなか口に出しにくいものだ。むしろ「わからないのは自分が悪いからだ」と恥じ、わからないときほど黙り込んでしまう。だから、講師たちは「みんな、わかっている」と誤解する。実際には「できる生徒」のほうが一握りかもしれないのに、その他大勢の生徒たちの不満や不安は、ごく一部の「できる生徒」の声にかき消され、講師の耳に届かない。こうして大勢の生徒たちが置き去りにされ、授業のレベルはどんどん上かってしまう。しかし、気の毒なのは「わからない生徒」たちだけではない。ほんとうは「できる生徒」たちにとっても、同じように不幸なことである。
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日光金谷ホテルの特別室をプロデュースした小山薫堂さん。デザインもおしゃれなルーム名はオレンジスイート。自社名オレンジ・アンド・パートナーズからの流れかな?現在、東北芸術工科大学の講師も努めているそうです。
→ 東北芸術工科大学デザイン工学部
テストはその場で採点、解説。プロ講師のマンーツーマン指導が能力を引き出す講師にとって、記述式のテストを数多く採点するのは容易なことではない。55段階の教室内に科目ごとのプロ講師が複数待機しているのはそのためだ。答案はその場で採点し、間違いがあればその場で解説する。生徒からの質問にもその場で答える。このシステムが「55段階個別指導」と名づけられているのは、添削や解説などの指導がすべてマンツーマンの形で行われるためである。55段階個別指導の魅力として、こうした「マンーツーマン」指導の質の高さを挙げる生徒は非常に多い。
慶応義塾大学法学部に合格した芦垣真人くんが言う。「何よりよかったのは、解き方だけでなく、考え方やアプローチの仕方を根本から教えてもらえたこと。解き方を暗記するだけだと、ちょっとひねった問題が出ただけでわからなくなってしまいます。でも55段階では『なぜそうなるのか』『どういう発想をすれば解法が浮かぶのか』について、1対1で納得いくまで教えてもらえました。その結果、どんな問題も安定して得点できるようになりました」1浪して慶応義塾大学総合政策学部に合格した陸雍容さんは、現役時に通った大手予備校であまりよい経験ができなかったことから、一時はすっかり勉強嫌いになっていた。「質問に行ってもほとんど相手にしてくれませんでした。結局、わからないことを溜め込んでしまい、授業にもついていけなくなり、いつの間にか勉強自体がいやになってしまいました」しかし55段階の先生たちは、どんな質問にもていねいに答えてくれた。だから何でも質問できた。そうしたやりとりを通して、陸さんは勉強する楽しさを思い出した。
速読の訓練にあまりおすすめできないのが翻訳本です。訳の素晴らしいものであればいいのですが、あまりきれいに訳されていない場合、とにかく理解しづらいのです。普通に読んで理解しにくいものは、高速で読めばなおさらです。読む速度が速い分、すっと頭に入ってくるような文なが理想的です。要は、読みやすいのも読みにくいのも、条件は普通の読書と同じなのです。そういう意味では、何も違いはありません。また、同じ本でも誰が読むかによって、読みやすさは変わってきます。読む人が、その内容を理解できるだけの知識を持っているか、ということです。頭でよく考えれば理解できる、という理解力・知識を持っている人と、文字を見た瞬間に内容かポンと入ってくる、概念がぱっと浮かんでくるというレベルの知識を持っている人とでは、読みやすさがまったく違うのです。このような知識レベルも、読書のしやすさに関係します。
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